REM農園では、化学肥料や農薬を極力使わず耕作することを目指しています。
全作物が栽培期間中の化学肥料・農薬不使用にできているわけではありませんが、仕方なく農薬を使う場合でも使用頻度や量を可能な限り抑え、慣行栽培と比較して50%以上の減農薬で行っています。
農業をしていて一番嬉しい瞬間は、手間と愛情をかけた作物を「美味しかったよ!」と言ってもらえた時です。
どなたにもそう言っていただけるよう、これからも頑張りますので応援よろしくお願いいたします!
「化学肥料」とは?
一般的に化学肥料とは、植物に必要となる栄養成分の、窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)を鉱物などから採取・化学合成し作られているものを指します。
精米からでる米糠のような有機肥料や、動物の糞尿と籾殻や木屑などを混ぜて発酵させて作られる堆肥のようなものとの大きな違いは、作業面的には施肥しやすく、肥料効果の即効性も高いことで慣行栽培で多く利用されてきました。
デメリットとしては、化学肥料のみで施肥を続けると畑の土が痩せる、水持ちが悪くなるなどの影響が出てきます。
水持ちが良くないということは肥料成分を土に留めておくことが難しくなり、結果として肥料量を増やすことに繋がり過剰な施肥量になってしまうことがあります。
それにより、徐々に植物が病気にかかりやすくなったり、虫が寄りやすくなるなど、状態の良くないものになってしまうことが挙げられます。
それを防いだり解決するために使われるのが、一般的に知られている農薬というものです。
有機農法であれば植物が病気にならないというわけではありませんが、健康的な野菜を育てるために、化学肥料のみに頼った栽培はできるだけ避けたいと考えています。
「農薬」とは?
農薬は、
- ・植物の病気を防いだり、治癒するために使用するもの
- ・害虫が寄りつかないようにするために使用するもの
が挙げられます。
農薬と聞くと毒々しいイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、農薬は一定期間日光に当たることで分解され消失すると言われています。
大量の食物を安定供給する為にも必要な場合もありますので、農薬を使ったものが悪いと決めつける必要はないと思います。
ですが、「できるだけ農薬を使用せず、自然に近い育て方をしたものの方が好き」だったり、「農薬を使ったものと、使っていないものが並んでいたら不使用の方が安心」という気持ちや考えもよくわかります。
※農薬の分解や消失と書きましたが、私自身が実験して確認したわけではなく、専門家の方のお話や世の中にある文献を拝読した上での情報ですのでご承知ください